HOME > オフィスづくりに役立つコラム > オフィスパーティションで業務改善可能!施工する上でのポイント
2021.8.27[ 家具 ]
オフィスパーティションにはさまざまな種類があり、用途や目的にマッチするデザインや素材、高さなどの選択肢が豊富にあります。
今回は、オフィスパーティションの役割や、一般的な種類と施工する際の注意点について紹介します。
オフィスパーティションは、大きくわけて3種類です。ここからは、それぞれの特徴や適した使用シーンについて紹介します。
ローパーティションは、一般的なパーティションより低く、軽量なので移動が容易に行える特徴があります。施工業者に依頼し、設置工事をする必要なく、自力で設置できるものが多いため、急遽パーティションが必要になった際におすすめです。
執務スペースに設置して簡易なミーティングスペースを作る、エントランスに設置して来客時の打ち合わせブースを作るといった場面で使用されることが多いです。
また、ワーカー1人1人のデスクを囲むようにローパーティションを設置すると、半個室のソロブースを作ることも可能です。この場合、着席時には周囲から見えなくなりますが、立っている相手とは顔を見て会話ができます。逆に、自分が立ったときには周りの様子を見ることができ、他のワーカーと程よい距離感を保ちながら業務に集中したいという場面に最適です。
ハイパーテンションは、床から天井まである高さのパーティションです。タイプが多種多様で、スライド式で扉のように使用できるものもあれば、遮音性が高い壁のように使用できるものもあります。
床や天井に手を加える工事が必要になりますが、秘匿性の高い経営会議や開発会議を行う場合や、知財、個人情報などセキュリティに配慮が必要な情報を管理する場合など、密閉性や遮音性が担保された個室を設けたいときに最適です。
アルミやスチール、ガラスなど、素材にもさまざまなバリエーションがあります。
机上のパーティションは、デスクの上に置く、高さ30~45㎝程度のパーティションのことです。大きなテーブルを複数人で使うとき、1人1人の使用スペースの目印になることで、占有や机上の散乱を防ぐことができます。また、デスクの反対側に座っている人と視線がぶつかって集中できないというケースも、机上のパーティションが有効です。
この机上のパーティションは、コロナ対策として、注目が集まっているパーティションです。アクリルパネルや飛沫拡散防止パネル、デスクトップパネルなど、さまざまな名称で呼ばれています。
設置も撤去も簡単に行える特徴があり、他のパーティションと比べて設置費用を安く抑えることもできます。
昨今は、素材や意匠性にこだわった製品も多く発売されているので、オフィスのデザインコンセプトに合わせて検討すると良いでしょう。
オフィスパーティションの役割について確認していきましょう。
机上パーティションなら、デスクの反対側や隣に座る人と視線がぶつからず、集中することができます。また、ローパーティションで席の周りを囲むと、個室のような感覚となり、よりプライベートな空間を作ることもできます。
セキュリティの向上に役立つのもパーティションの役割のひとつです。パーティションで区切った空間の出入り口にパスワードやカードキーを取りつければセキュリティ性もより高くなります。
昨今、オフィスのパーティションには、素材やカラーにこだわった、洗練されたデザインの製品も増えてきています。
以下のような理由で、パーティションを取り入れる企業が多くなってきています。
・デスクだけが整然と並んでいるオフィスにアクセントを入れるため。
・空間の雰囲気を壊さずに、用途ごとにスペースを区切るため。
・ハイパーティションをスタイリッシュなガラス製にして広々とした空間を作るため。
オフィスパーティションは、コロナ対策など感染症予防策としても注目されています。たとえば、アクリル板の机上パーティションは、飛沫拡散対策として設置する企業が増加しています。
とくに、来客者とやり取りの多い受付窓口などでは、透明なパーティションは視界を遮らず相手の表情も見えるのでおすすめです。
机上に置くだけと取り付けも簡単なので、コロナ対策に役立つ手段として手軽に設置することができます。
また、ローパーティションは、個人やチームのデスクの周りを囲み、スペース配分を可視化することで、ソーシャルディスタンスの確保につながります。
【参考】
コクヨの実験動画:飛沫対策パネルはどう選ぶべき?
コクヨでは、自社でオフィス空間における感染症対策の実験を行っています。さらに、独自のノウハウに基づいた製品を多数開発・ご提案しております。
可動式のハイパーティション(間仕切り)であれば、ハイパーティションを閉めているときは機密性の高い会議もできる個室になります。また、開けているときや収納しているときは、オープンスペースとして使えます。
このように、同じスペースを様々な用途に使い分けることができます。開け閉めも簡単なので1日の中でも柔軟に切り替えることが可能です。
オフィスパーティションを施工する際に、注意すべきポイントについて紹介します。
パーティションを設置する場所のサイズや、どの種類のパーティションを設置したいのかを事前に明確にしておく必要があります。
とくにハイパーティションの場合、建築基準法や消防法の確認が必要です。
また、天井や床など建物自体に工事を行うことになるため、ビルオーナーやビルの管理会社に設置許可をとることも欠かせません。設置を行う前の段階で確認しておきましょう。
パーティションの設置を依頼する施工業者選びも、しっかりと比較検討する必要があります。
ハイパーティションを取り入れる場合は、レイアウトや施工に加え、ビルオーナーなど関係各所との調整が必要です。社内で担当者が進めるのは難しいため、一貫して任せられるパートナー業者に依頼するのがおすすめです。
オフィスパーティションの設置は、オフィスのデザイン性向上や働きやすい環境整備などさまざまなメリットがあるものです。
「囲まれた空間などソロワークに集中できる環境をつくりたい」「空きスペースを打ち合わせスペースに転用したい」「オフィスの一角に防音効果のあるセキュリティが担保された会議室を新設したい」など、自社の目的に合わせて製品や施工業者を比較・検討することが大切です。
コクヨでは、パーティション製品の販売・施工だけでなく、オフィス全体のデザインや新しく作ったスペースの運用なども含めてさまざまな角度からサポート可能ですので、パーティション設置をご検討の際には、ぜひご相談ください。
コクヨのオフィス構築・働き方改革コンサルティングに関する詳細はこちら。
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